バイアグラの副作用や服用の注意点について

バイアグラの副作用や服用の注意点について

バイアグラは1998年に発売が開始されて以来、多くのED患者に愛用されてきました。
その一方で食事の影響を受けやすく、また、少なからず副作用が引き起こされることも認知されているED治療薬です。
そのため、バイアグラの服用を躊躇する人もいますが、副作用の症状を理解し正しく服用することで、その発生を最小限に抑えることができます。

バイアグラの副作用として知られているのがめまいや顔のほてり、頭痛といったものです。
バイアグラの主成分はシルデナフィルと呼ばれる物質ですが、血管を弛緩し血行を良くする作用があることから、バイアグラを服用すると急激に血行促進が図られ血圧が低下します。
つまり、めまいは血圧の低下によって持たされる症状であり、顔のほてりや頭痛は急激な血行促進によって起こる症状であるといえます。

そのほかにもバイアグラの血行促進作用は全身に及ぶため、鼻粘膜の充血による鼻詰まりや消化管の充血による胃痛や下痢や、血液を急激に全身に送り出すことで心臓への負担が大きくなり胸痛や動悸、息切れといった症状を引き起こすことがあります。
ただし、こういった副作用は時間とともに緩和され、バイアグラの作用がなくなる4~6時間後には回復します。
また、軽度の頭痛であれば、市販されているロキソニンなど抗炎症作用のある鎮痛剤を服用することで症状を抑えることができます。

ただし、4時間を超えても副作用が治まらない場合、他の原因も考えられますから早急に病院に行くことが大切です。
稀に4時間を超えても勃起した状態が続く人もいますが、放置しておくと陰茎の動脈が破裂して大量の血液が海綿体に吸収されてしまうため、持続性勃起症を発症することがあり、勃起障害の原因にもなりますので注意が必要です。

こうした副作用は、バイアグラの主成分であるシルデナフィルに身体か過剰に反応して出てくる症状であり、体調や体質によって起こりやすいと言われていますので、睡眠不足や疲労が溜まっている状況では、できる限り服用を差し控えることが無難です。
また、慢性的に副作用が出てくる人はバイアグラをピルカッターなどで半分の1程度にするなど、服用する量を調整することで症状を軽減することができます。

バイアグラと飲み合わせが悪い薬

バイアグラは不整脈の治療薬を開発している途上で、勃起を促す作用が発見されたことは有名ですが、不整脈や狭心症、心筋梗塞などの心臓病を治療中の方、腎不全の方などは、服用している薬にバイアグラが過剰に反応して狭心症などの発作を引き起こし死に至るケースがあります。
実際にアメリカでは死亡に至った事例が数多く報告されており、そのため日本では同様の事例が起こさないために異例のスピードで認可したという経緯があるほどです。

このようにバイアグラと併用すると過剰な反応を示す医薬品のことを「併用禁忌薬」と呼び、バイアグラと併用することを禁止しています。
その一例には、不整脈や狭心症などの治療に使用される塩酸アミオダロン製剤や硝酸剤が上げられます。
特に硝酸剤については飲み薬だけでなく、舌下錠や貼り薬、吸入薬、注射、塗り薬、スプレーも該当しますので注意が必要です。

このほかにも慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬には、細胞内cGMP濃度を増加させ全身血圧に相加的な影響を及ぼすことから、症候性低血圧を引き起こすリスクがあることから併用禁忌薬に指定されています。

意外なところでは、グレープフルーツに含まれるフラノクマリン酸という物質についても、医師によっては併用禁忌薬と同等の作用があるとして警告を発しています。
というのもフラノクマリン酸にはバイアグラを分解する酵素の働きを阻害する作用があるため、バイアグラが分解されずに長く血中に残ってしまうことによって血中濃度を上昇してしまうことから、めまいや頭痛、ほてり、胃痛、下痢といった副作用の症状が強く出てしまうのです。

したがって、何らかの治療薬を服用している場合には、自分で判断することなくバイアグラを服用する前に医師に相談することが大切です。
また、グレープフルーツについては、狭心症などの疾患がなくとも併用は避けることが大切です。